| 2008/02/29(Fri)山陽新聞 岡山城(岡山県岡山市):本丸から室町時代の「錘」が出土 |
| 岡山城本丸下の段の発掘調査を行っている岡山市教育委員会は、国内では発見例がほとんどない青銅製の「錘(おもり)」が出土したと発表した。これは室町時代以前に中国から輸入された可能性のある高級品で、時代が異なる近世城郭出土したのは謎である。材質や形から中国・元王朝(1271〜1368)以前に作られた可能性が高いと考えられ、国内での使用は岡山城が築城されるよりも前の16世紀半ばまでとされている。類例は一乗谷朝倉氏遺跡からの出土があるものの、国内での発見例はほとんどないという。本丸のこの場所になぜ埋められていたかは、分かっていない。 |
| 2008/02/29(Fri)読売新聞 筒井城(奈良県大和郡山市):本丸を囲む大規模な堀跡が出土 |
| 戦国大名筒井氏の居城だった筒井城の発掘調査を行っている大和郡山市教育委員会は、本丸を囲む14世紀中頃と見られる大規模な堀跡が出土したと発表した。この堀跡は幅8m×深さ2m×長さ約10mと、幅4m程度が一般的なこの時代としては規模の大きなものである。出土した日常食器や儀式用の土師皿から14世紀中頃以前に造られたとみられ、これまでの定説よりも築城年代は百年ほど遡ることとなった。筒井氏が文献に登場する14世紀後半以前から、筒井氏ゆかりの地名が残るこの地で勢力を有し、15世紀前半に登場する筒井城の前進となる城を築いていたと考えられた。 ▼筒井城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/tutui.htm http://woodone3831.web.infoseek.co.jp/kinki/c-1-3-6-13-siro-TUTUI.html http://www.eonet.ne.jp/~yorisan/newpage93.htm |
| 2008/02/29(Fri)読売新聞 岡山城(岡山県岡山市):本丸から江戸初期の官舎跡が出土 |
| 岡山城本丸下の段にあるテニスコート跡の発掘調査を行っている岡山市教育委員会は、江戸時代初期の倉庫や官舎跡が出土したと発表した。元禄13年(1700)に描かれた「御城内御絵図」の建物の位置や規模がほぼ一致していることから、この絵図の正確さが裏付けられた。さらにこれらの下からは直径約30〜50cmの柱穴が75基ほど見つかったことから、同市教育委員会は築城当初からの岡山城の変遷を知る手かがりになるとしている。これに加えて絵図にない建物も出土しており、宇喜多秀家の築城以降も城内の建物が何度も建て替えられたことが分かった。 ▼岡山城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.city.okayama.okayama.jp/museum/okayamajou/ http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/okayama.htm http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/castle/cyugoku/okayama.html |
| 2008/02/28(Thu)毎日新聞 江戸城(東京都千代田区):平成48年(2036)目標に外堀を整備 |
| 東京都千代田区、新宿区および港区の委嘱を受けて江戸城外堀の保存・復元を検討してきた「保存管理計画策定委員会」は、江戸城外堀の完成からちょうど四百年目となる平成48年(2036)を目標に外堀を整備・活用する報告書を出した。江戸城の外堀の延長は約14kmと、大坂城や小田原城をしのぐ国内最大の城郭である。この外堀のうち現在よく残っているのはJR飯田橋駅近くの「牛込門」から東京メトロ永田町駅近くの「赤坂門」までの約4kmで、昭和31年(1956)には国の史跡に指定されている。報告書によると、老朽化した堀の修復や緑化を進めて景観を整備し、水質改善に向けて東京都などと協議する。また、すでに埋まってしまった外堀については、発掘による復元を目指したり、表示などで外堀跡であることを示すことが検討されている。 |
| 2008/02/28(Thu)読売新聞 岐阜城(岐阜県岐阜市):岐阜公園に信長の庭園を再現へ |
| 岐阜城のふもとにある岐阜公園に、織田信長の居館跡にあった庭園をモチーフにした日本庭園が造られることとなった。岐阜市が行う新年度の公園整備事業のひとつで、戦国時代の武家屋敷を模した休憩所なども合わせて建設する。 →信長の居館跡にあった庭園をイメージして似て非なるものを造るのであれば、一般の人に間違った印象を与えることとなってしまう。発掘調査によって居館跡の庭園の状況がかなり分かってきているので、造るのであれば調査結果に基づいた復元をして欲しい。 |
| 2008/02/28(Thu)北國新聞 金沢城(石川県金沢市):辰巳櫓復元の可能性をさらに追求へ |
| 石川県議会2月定例会で、谷本石川県知事は金沢城辰巳櫓の復元に関して「復元への思いを強く持ちながら、今後とも史料の収集や検証などを進めて、その可能性を追求していく」姿勢を示した。これまでの調査研究で櫓の絵図が数点確認され、また石垣についても櫓焼失後に大きく改変されたことが確認されているが、史実に忠実に復元するには不十分としている。 |
| 2008/02/27(Wed)東奥日報 弘前城(青森県弘前市):平成20年度から大規模な改修実施へ |
| 弘前市では弘前城築城四百年となる平成23年(2011)を見据えて、平成20年(2008)度から弘前公園の大規模な改修を実施することとした。西堀の護岸工事をはじめ、杉の大橋の改修などを行なう。また東北新幹線新青森駅開業後をにらんで、魅力的な観光都市づくりを目指して公園と周辺市街地の一体的な整備計画も策定する。また同市では昨年からの本丸石垣改修工事に関連して、天守の復元改修も進めたい考えである。具体的な方法を検討するために、城郭建築の専門家などによる弘前城本丸石垣修理委員会を設置する予定でもある。 ▼弘前城については、下記サイトを参考にして下さい。 http://www.city.hirosaki.aomori.jp/kanko/shisetsu/park/index.html http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/castle/tohoku/hirosaki.html http://www.net.pref.aomori.jp/hiroryokuchi/tensyu/index.html |
| 2008/02/27(Wed)産経新聞 福山城(広島県福山市):外堀遺構の本格調査始まる |
| JR福山駅前整備計画区域から発見された福山城の外堀遺構について、保存状況など全体像を把握するための本格的な調査が福山市教育委員会によって始まった。これまでに御水門跡や舟入状遺構などが見つかっているが、今回の調査では最大地下3mまで掘るなどして遺構全体の状況を確認する予定である。 |
| 2008/02/27(Wed)中日新聞 彦根城(滋賀県彦根市):楽々園で能舞台と湯殿が出土 |
| 彦根城内の楽々園の発掘調査を行なっている彦根市教育委員会は、11代藩主井伊直中(1766〜1831)が隠居後に築造したとされる能舞台や湯殿などの遺構を確認した。楽々園は庭園である玄宮園とともに4代藩主井伊直興が建てた藩の下屋敷で、槻(けやき)御殿とも呼ばれ大老井伊直弼が生まれたところとしても知られる。今回の発掘では舞台のほかに、音響効果を高めるために床下に造られた升状遺構も見つかった。また湯殿は、床下に流れた湯が中央の穴に排水されるように造られた漆喰張りの長方形であった。 |
| 2008/02/27(Wed)中日新聞 一乗谷城(福井県福井市):福井市が山城一帯を買収へ |
| 福井市は一乗谷朝倉氏遺跡の観光拠点化を本格的に進めるため、市有地となっている山城一帯を4〜5年かけて買収することとした。平地部分は城下町が復元されるなど朝倉氏関係の遺跡が整備されているが、一乗城山には曲輪などの遺構が残るものの、これまで活用されていなかった。福井市は平成20年(2008)度から地権者約240人と交渉に入り、国の補助金も得て買収を行なう予定である。買収終了後には、福井県による発掘調査も行なわれる予定である。 ▼一乗谷朝倉氏遺跡については、下記サイトを参考にして下さい。 http://okhome.hp.infoseek.co.jp/ http://info.pref.fukui.jp/bunka/asakura/bunka3.html http://www3.fctv.ne.jp/~asakura/ |
| 2008/02/26(Tue)産経新聞 川越城(埼玉県川越市):本丸御殿を3年かけて大修理へ |
| 川越城は本丸御殿の一部が現存することで知られているが、老朽化が激しいために川越市では平成20年度(2008)から3年間の期間と約2億6千万円の費用をかけて大修理を行なうこととした。川越城は長禄元年(1457)に築城され、昨年ちょうど築城550年を迎えた。本丸御殿が建造されたのは幕末近い嘉永元年(1848)で、昭和42年(1967)には埼玉県の有形文化財に指定され、昨年には日本城郭協会による日本100名城にも選定された。 ▼川越城については、下記サイトを参考にして下さい。 http://www.city.kawagoe.saitama.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1111720186503&SiteID=0 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/kwg1840/siro.html http://www.asahi-net.or.jp/~ju8t-hnm/Shiro/Kantou/Saitama/kawagoe/Kawagoe.htm http://woodone3831.hp.infoseek.co.jp/c-1-3-4-10-siro-KAWAGOE.html |
| 2008/02/25(Mon)山陽新聞 布施天神山城(鳥取県鳥取市):地鎮祭に使用したと思われる備前焼の壺出土 |
| 布施天神山城のある鳥取市布勢の個人宅から、備前焼の壺が出土した。近くからは地鎮祭に使われる古銭が出土していることから、地鎮祭用の壺ではなかったかと考えられている。この個人宅は中世史の専門家である鳥取大学名誉教授の赤木さんで、10年程前に自宅敷地内で見つけて復元した。年代の分かっている備前焼と比較した結果、室町時代中期の15世紀後半のものと考えられた。赤木さん宅は布勢天神山城の曲輪の一つと考えられ、北は守護居館、東は大手、西は湖山池が見下ろせる防衛上の要地であることから、地鎮祭を行なうのにふさわしい場所と思われた。 |
| 2008/02/23(Sat)産経新聞 楠葉台場(大阪府枚方市):堀の一部が出土 |
| 河川に築かれた台場としては唯一遺構の残る楠葉台場の発掘調査を行なっている枚方市社会教育課などは、堀の一部を発見し現地説明会を開催した。楠葉台場は京都守護職だった松平容保が提案して、幕臣の勝海舟が設計責任者として築いたもので、近年になって詳細な設計図が京都府立総合資料館で見つかっている。この設計図ともよく一致しており、設計図の正確さが証明されたこととなる。今回出土した堀の長さは8mで、堀の底近くでは石垣も見つかった。 ▼楠葉台場については、下記サイトを参考にして下さい。 http://www.ne.jp/asahi/tottori/koudaya/zenkoku/oosaka003.html http://www.kkr.mlit.go.jp/naniwa/rally/s37.html http://www.tcn.zaq.ne.jp/kankericlub/tobafusimi/kuzuha.htm |
| 2008/02/24(Sun)信濃毎日新聞 大峰城(長野県長野市):入館者激減で一般公開中止へ |
| 長野市箱清水にある大峰城は模擬天守があることで知られているが、長野市は模擬天守内の「大峰城 チョウと自然の博物館」の一般公開を4月から止めることとした。大峰城は戦国時代に上杉氏が築いたとされる山城があるが、それとは全く関係のない模擬天守が昭和37年(1962)に観光目的で長野市によって建造された。当初は年間5万人の入館者があったが、最近は激減し、今年度はわずかに2,100人だった。このため一般公開を4月から止めることとなり、3千点以上あるチョウの標本はほかの施設への移転を検討している。 ▼大峰城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www5f.biglobe.ne.jp/~shingen/joukannagano/oomine/oomine.html http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/oomine.htm http://www.furin-kazan.jp/nagano/shiseki/entry/000577.php |
| 2008/02/23(Sat)中日新聞 松本城(長野県松本市):天守より高い建物は原則禁止へ |
| 松本市は松本城周辺を重点地域として、市内全域で地域区分ごとに建築物の高さや外壁の色を制限する市景観計画を策定した。計画に実効性を持たせるために2月の市議会で条例も制定される予定で、4月からは原則として高さ29.4mの松本城天守よりも高い建物は建てられなくなる。また建築物の配置、形や色なども周囲の景観にあうように求められるために、基準を逸脱した派手な色彩の建物も建てられなくなる。 →大垣城に代表されるように、大都市では天守が周囲の高い建物に埋没してしまって、全然見えなくなっている例が出ている。松本市でも高層マンションの建設が相次いで、このままでは松本城を中心とした景観が失われる恐れがある。また各地で問題になっているように、派手な色彩やデザインなども周囲の景観とマッチしないで見苦しくなる。このような状況から条例で制限を加えることとなったわけであるが、やむを得ない措置と思われる。小田原市でも同じような措置が講じられ始めており、建物を建てる側にも景観などへの配慮が必要であるのは当然のことであろう。 |
| 2008/02/22(Fri)読売新聞 犬山城(愛知県犬山市):国宝3城合同会議を来月開催へ |
| 犬山城、姫路城、松本城および彦根城の国宝4城をセットにして世界文化遺産への登録実現を目指している犬山市は、姫路市を除く3市の担当者による「国宝3城合同会議」を来月に滋賀県彦根市で開催すると発表した。犬山、松本および彦根の3市は共同の研究会を設立し、世界遺産登録に向けての資料作りなどを始める。昨年12月に松本市から共同で世界遺産登録を目指す考えを示された犬山市は、その考えに同調して犬山市を加えた3市が足並みをそろえて世界文化遺産登録を目指すこととした。 →現存天守は12城あるが、このうち国宝に指定されているのは世界文化遺産に登録されている姫路城のほか、松本城、犬山城と彦根城のみである。彦根城は世界文化遺産登録の暫定リストには入っているものの、現状では登録の目処は立っていない。個別に登録することはなかなか難しい現状からセットで登録を目指すこととなったわけであるが、この方針には賛成である。城郭関係での国内の登録は姫路城のほかは首里城などが「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として登録されているのみなので、是非とも実現して欲しいものである。 |
| 2008/02/21(Thu)山梨日日新聞 勝沼氏館(山梨県甲州市):金付着の土器多数が見つかる |
| 武田信玄の叔父にあたる勝沼信友の館跡である勝沼氏館から出土していた土器片を調査したところ、金粒が付着していたことが分かった。館内の工房で金の製錬が行われていたとみられ、戦国武将の城館内で金工房が確認されたのは全国で初めてとなる。勝沼氏館については昭和48年(1973)から発掘調査が始まり、その翌年から翌々年にかけて工房跡が見つかった。その工房跡から出土していた土器片について、山梨県内の金山を有する市町村や各種団体からなる「甲斐金山遺跡研究会」が山梨県立博物館に分析を依頼していた。その結果、戦国時代の16世紀前半のものとみられる土器片113点のうち35点から金粒が検出された。金が付いていた土器はいずれも小皿型の素焼土器で、鉱石から金を取り出す製錬作業で必要な石臼などは出土していなかった。このことから、金の純度を上げる製錬を行って、碁石金などの金貨として二次加工していた痕跡とみられた。 ▼勝沼氏館跡については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.asahi-net.or.jp/~ju8t-hnm/Shiro/TokaiKoshin/Yamanashi/Katsunuma/index.htm http://www2u.biglobe.ne.jp/~ture/katunumasiyakai.htm http://www5f.biglobe.ne.jp/~shingen/joukanyamanasi/katunuma/katunuma.html |
| 2008/02/21(Thu)山陽新聞 岡山城(岡山県岡山市):本丸下の段から倉庫跡とみられる建物跡出土 |
| 岡山城本丸下の段の発掘調査を行っている岡山市教育委員会は、烏城公園テニスコート跡から良好な保存状態の建物跡が出土したと発表した。テニスコート跡は天守がある本段の南側で、江戸時代には武器や食料の倉庫があったとされる場所である。今回出土した建物跡は江戸時代初期のものとみられ、元禄13年(1700)に描かれた「御城内御絵図」の建物の位置とほぼ一致していた。また近くからは絵図には描かれていない遺構も見つかっており、岡山城の変遷を知る手がかりになりそうである。この遺構は北側の建物跡の南から東を囲むように築かれた石組みで、もともとあった建物を撤去した上で絵図の建物を造った可能性も考えられている。同市教育委員会では平成4年(1992)から本丸の発掘調査を行っており、中の段では調査結果を基に表書院などの建物を平面表示している。今後下の段でもまとまった調査を行うことにより本丸全体の姿の解明に期待が持たれる。 ▼岡山城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.city.okayama.okayama.jp/museum/okayamajou/ http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/okayama.htm http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/castle/cyugoku/okayama.html |
| 2008/02/21(Thu)山陰中央日報 松江城(島根県松江市):開府400年祭の2008年度イベント案まとまる |
| 昨年より始まった「松江開府400年祭」の2008年度事業計画概要案がまとまり、その内容が示された。昨年開催された「お茶と和菓子のフェスタ」を定着させるために、今年は「松江ジャポニズム〜和の心 日本の美〜」(仮称)を10月に開くなど松江の文化・伝統を全国に発信する。松江城大茶会や天守茶席、嫁ヶ島での「湖上・夕日茶席」を引き続き行うほか、食をテーマとした「インターナショナル 玄丹そばまつり」などを新たに行う。また松江には全国的に見ておでん屋が多いとされることから、2010年度には「全国おでんサミット」の開催も計画している。なお、最終的な事業計画は3月の同祭推進協議会の理事会で決定される。 ▼松江開府400年祭の詳細については、下記公式サイトをご覧下さい。 http://www.matsue400.jp/ |
| 2008/02/20(Wed)中国新聞 福山城(広島県福山市):第2次本調査始まる |
| JR福山駅前広場整備にともなう福山城遺構の第2次本調査が、19日から福山市教育委員会によって始められた。これまでの試験的な調査で確認された御水門跡や外堀の遺構に加えて、歴史的な価値が高いとされる舟入状遺構の全容を明らかにする予定である。調査を行う範囲は福山城外堀にあった舟入状遺構の大半部分にあたり、調査には2から3ヶ月ほどかかる見込みである。 一方開発か遺構の保存かでまだ結論は出ていないが、遺構保存を優先して市の計画変更を求めている市民の有志団体「福山駅前水辺公園プロジェクト」は対案を市に示した。市との第3回協議で示されたもので、地下に埋まる福山城遺構を残すために「駅前を歩行者優先の空間」とする第1案と「地下送迎場やタクシーの待機場を縮小」する第2案である。 |
| 2008/02/19(Tue)東海日日新聞 竹谷城(愛知県蒲郡市):出丸とみられるところから建物の柱穴 |
| 徳川家康の松平宗家と近い親族関係にあった竹谷松平氏の居城である竹谷城の発掘調査を行っている蒲郡市教育委員会は、家臣のものとみられる建物の柱穴が多数出土したと発表した。見つかった場所は城主や重臣らが住む高台から堀を隔てた出城とみられる場所であることから、身分の低い家臣らが住む簡素な建物群の柱ではなかったかと推測されている。竹谷城の発掘調査ではこれまでも多くの建物跡が見つかっていることから、当時の城郭は現状からは想像できないほど大規模なものであったのではないかと考えられた。 |
| 2008/02/14(Thu)読売新聞 唐津城(佐賀県唐津市):築城400年記念で「唐津城図屏風」展示 |
| 唐津城築城400年を記念した特別展「城を移す−名護屋から唐津へ」が、佐賀県立名護屋城博物館で15日から始まった。今回の展示の目玉は江戸時代初期の唐津城下町を描いた「唐津城図屏風」の実物の展示と、肥前国絵図としては4例目となる「慶長肥前国絵図」の初公開である。「唐津城図屏風」は平成14年(2002)に群馬県の元庄屋で発見され、昨年に同博物館に寄贈された。また「慶長肥前国絵図」は江戸後期の天保年間の1830年代に唐津藩が作成した可能性が高い絵図で、同博物館が東京の古書店から昨年購入した。入場は無料で、3月23日まで開催(月曜は休館)される。 ▼名護屋城博物館については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.pref.saga.lg.jp/web/nagoya.html http://www.yobuko.net/kankou/n_hakubutukan.htm ▼唐津城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.ajkj.jp/ajkj/saga/karatu/kanko/karatu_castle/karatu_castle.html http://shiro39.hp.infoseek.co.jp/kyushu/karatu/karatu.htm http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/karatu.htm |
| 2008/02/09(Sat)中日新聞 名古屋城(愛知県名古屋市):二之丸御殿の部屋割りが分かる殿中図が見つかる |
| 岐阜県中津川市の中山道歴史資料館の所蔵品から、名古屋城に之丸御殿の部屋割りが分かる「金城二之丸殿中図」が同館の仁科主任指導員によって発見された。この絵図は縦約1m×横約1.3mで、藩主の部屋である御上段やそこから眺めることの出来る御舞台などが詳細に描かれている。名古屋市が復元を勧めている本丸御殿の御用材が切り出されている中津川と名古屋との古くからの関係を示すものとして注目され、同館で5月18日まで展示される。筆者や描いた年代などは書かれていないが、尾張藩領の中山道中津川宿の本陣を務めた市岡家にあったことから、尾張藩主に直接面会できる立場にあった幕末期の市岡殷政が譲り受けたものとみられる。二之丸御殿は早い時期に取り壊されたためか、嘉永年間のものなど2枚しか残っていない。今回の殿中図はこれまでの図面と似ているが、部屋の名前がきちんと書かれている展などが貴重という。 |
| 2008/02/09(Sat)中日新聞 安土城(滋賀県安土町):南側の石垣から2ヶ所目の虎口を確認 |
| 安土城の城跡南側の石垣の発掘調査を行っている滋賀県安土城郭調査研究所は、2ヶ所目となる虎口の遺構が出土したと発表した。昨秋に近くで見つかった虎口と同様に防御制は低く、石垣に沿った通路は家臣らが使った城内通路であったことを裏付ける資料になるとみられた。虎口の遺構は幅約4.5m×奥行き約4m×幅約90cmの石段が三段あって、大手門と西側の百々橋口のほぼ中間に位置している。東側には幅約30cmの石組み遺構があるので、南側通路の側溝につながっていたと考えられた。昨秋と今回の二ヶ所の虎口が発見されるまでは石垣の城域の南端で、石垣沿いの通路は商人や町人などの一般の人が通る城外のものとみられていた。これまでの調査でこの石垣沿いの通路は家臣らが使用した城内の通路であり、近世城郭同様に内堀が外郭であったとみられる。 ▼安土城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.biwa.ne.jp/~minoura/(蘇る安土城のサイト) http://www.azuchi-museum.or.jp/(滋賀県立安土城考古博物館の公式サイト) http://www.pref.shiga.jp/edu/sogo/kakuka/ma16/index.html(滋賀県安土城郭調査研究所の公式サイト) |
| 2008/02/08(Fri)京都新聞 安土城(滋賀県安土町):2008年度で調査は終了し、全容解明は後世に |
| 国の特別史跡に指定されている安土城の調査・整備事業は平成元年(1989)から20年計画で始まり、これまでに天守跡や大手門周辺、伝羽柴秀吉邸などの屋敷町の調査・整備を行い、安土城の基本構造が次第に明らかとなってきた。発掘調査を行ってきた滋賀県安土城郭調査研究所によると調査・整備を終了したのは安土城全体の2割程度にしか過ぎず、すべて整備を行うにはさらに50年から100年はかかると言われている。このような状況から、財政構造改革を進める滋賀県は、計画の最終年度となる平成20年(2008)で調査・整備事業は終了として、遺構は事業は継続しないこととした。 →安土城についてはちょっと前まではほとんど何も分かっておらず、知名度が高い割にはその真の状況は謎のままだった。平成元年に始まった発掘調査により大手道の状況など、新しい事実が次々と明らかとなってきた。安土城については関心の高い天守の状況をはじめとして、その城の構造についての解明はこれからである。特に八角平については手がつけられておらず、大変に残念である。安土城は城郭史的にはエポックメーキングな城というのはほぼ一致した見方であるが、まだまだ謎は多い。財政難で事業を中断するとのことだが、単にお金だけの問題であれば非常に残念である。 |
| 2008/02/08(Fri)四国新聞 屋島城(香川県高松市):城門遺構を解体修理へ |
| 7世紀中期に造られた古代山城である屋島城の発掘調査を進めている高松市教育委員会は、屋島南嶺で見つかった城門遺構について来年度から解体修理に取り組む復元計画を発表した。平成10年(1998)に地元の歴史愛好家が新たな石積みを発見したことから、同市教育委員会が翌年から本格的な発掘調査を行い、平成14年(2002)に旧屋島ケーブル山上駅近くで城門遺構を確認した。幅約5.4m×奥行き約9mで、両側には最高部で高さ6mにもおよぶ城壁が続いている。また石塁や水門などの遺構も確認され、城門遺構そのものも床面が三段の階段状に分かれているという類例の少ない珍しい形態をしている。解体修理は2008年度から7年かけて実施し、崩落しそうな石垣の解体・積み直しや床面や通路の整備、案内板の設置などが予定され、平成26年(2014)度末の一般公開を目指している。なお、3月16日10時から城門跡とその周辺が、5年ぶりに一般公開される。 ▼屋島城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www2.odn.ne.jp/cbm54970/yasima.html http://www.siromegu.com/castle/kagawa/yasima/yasima.htm http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kyouiku/bunkabu/sinkou/maibun.files/yasima.files/yasimanoki.htm |
| 2008/02/08(Fri)西日本新聞 陣城(福岡県那珂川町):全容解明は九州初となる陣城を発見 |
| 福岡県那珂川町にある大関遺跡群の発掘調査を行っている那珂川町教育委員会は、15世紀から16世紀後半まで使われていた陣城を発見したと発表した。見つかった陣城は標高56mの丘陵上にあり、最も高い場所に二重の柵をめぐらせて、中心部には物見櫓を設けていたものとみられた。さらに掘や土塁、屋敷跡なども見つかり、陣城の全容がほぼ明らかとなった。このように陣城の状況がはっきりしたのは、九州では初めてという。また、陣城の兵舎と城郭施設とが一緒に見つかる例は、全国的に見ても非常に珍しいという。 |
| 2008/02/06(Wed)四国新聞 高松城(香川県高松市):天守台石垣の解体が急ピッチで進む |
| 高松市議会に設置されている「高松城跡整備・天守閣復元特別委員会」が高松城跡で行われ、委員らが解体現場などを視察した。大手ゼネコンの相次ぐ指名停止の影響で、当初の計画より3ヶ月遅れて昨年9月に始まった。現在では人員や重機を増やし、当初予定の本年度末には解体が終わる予定となっている。なお、積み直しは来年度以降の予定である。また、天守台石垣内部の発掘調査により、盛り土の一方が断層のように沈下したずれが見つかっており、同市教育委員会は「石垣が傷んだメカニズムを解明するための貴重な資料であり、今後慎重に分析したい」と説明している。 また天守台石垣内部から大量の人骨が出土していることが分かったが、いずれも年代が古く、当初可能性の一つとして考えられた築城時の人柱ではないようである。もともと高松城が築城された場所には無量寿院というお寺があったことから、その墓地のものではないかと考えられている。 ▼高松城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kaihatu/kouen/ryokuchi/tamamo_park.html http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/takamatu.htm http://woodone3831.hp.infoseek.co.jp/c-1-3-9-2-siro-TAKAMATU.html |
| 2008/02/06(Wed)東日新聞 竹谷城(愛知県蒲郡市):空堀の底から石敷きを発見 |
| 開発にともなって蒲郡市指定史跡である竹谷城の発掘調査を行っている同市教育委員会は、城を囲むから堀の底から石敷きを発見した。一般に掘の底は掘ったままとなっているが、今回の竹谷城の場合は掘底に石が敷かれており、きわめて珍しい例といえる。発見された石敷きの長さは約5m、幅は約1.5mで、10〜30cm大の石がびっしりと敷き詰められていた。空堀の底が通路として使用されることは良くあるが、今回のように石が敷かれている例はほとんどない。 |
| 2008/02/03(Sun)山陽新聞 福山城(広島県福山市):外堀遺構の保存をめぐって議論 |
| JR福山駅間の広場予定地から出土した福山城外堀遺構の保存をめぐって、地元の意見が割れている。昨年行われた発掘調査によって福山城外堀の御水門や二重櫓跡などが保存状態も良く見つかっているが、広場の整備を進めている福山市の計画では遺構の主要部分が破壊されることとなる。このため文化関係者などからは現状のまま保存することが求められているが、一方で経済界などからは計画通りに駅前広場の整備を進めることを望んでいる。遺構の見つかった駅前広場一帯は過去三十年間ほとんど整備が進まずに中心部沈滞の要因ともなっており、駅前再開発は福山市にとっては長年の悲願でもある。地元の意見もまっぷたつに分かれている状況で、今後十分に議論を尽くして欲しいところである。 →地元でも遺構保存か開発かで意見が二つに割れている状況ではどうしたらよいのかは非常に難しいが、歴史遺産でもある遺構は一度破壊したら二度と元に戻すことは出来ない。発見された遺構は保存状況も良く、また城郭史的にも貴重な遺構とも考えられるので、何とか保存する形で計画を見直して欲しいものである。 |
| 2008/02/02(Sat)山梨日日新聞 甲府城(山梨県甲府市):市内中心街で城下町の水道施設が出土 |
| 甲府市丸の内一丁目にある甲府城下町遺跡の発掘調査を進めている甲府市教育委員会は、江戸時代に整備された上水道「甲府上水」から引いたとみられる水路跡が見つかったと発表した。見つかった水路跡は直径13cmの丸太材をくり抜いた木製の樋8mと竹製の樋1mで、上水の本管と思われる石積みや水を溜めた桶も出土した。場所は甲府市中心街のスクランブル交差点近くの旧県営駐車場で、甲府城大手門南にあたる。この場所は江戸時代の甲府の絵図から、甲府上水の存在が知られていた。 ▼甲府城については、下記サイトを参考にしてください。 http://www.city.kofu.yamanashi.jp/kanko/history/0104.htm http://www.asahi-net.or.jp/~qb2t-nkns/kofu.htm http://woodone3831.hp.infoseek.co.jp/c-1-3-4-3-siro-KOUFU.html |