| 2005/09/30(Fri)河北新報 藤原氏館(岩手県水沢市):館跡と見られる平安後期の溝跡出土 |
| 水沢市神明町にある跡呂井中陣馬遺跡の発掘調査を行っていた同市埋蔵文化財調査センターは、平安時代後期にあたる12世紀後半のものと見られる溝跡が見つかったと発表した。幅2m×深さ0.6〜1m×長さ28mで、藤原氏が最盛期を迎えた時代に家臣などの館を区画した溝の跡という見方が有力である。1日に、現地説明会が行われる。 |
| 2005/09/30(Fri)朝日新聞 松江城(島根県松江市):建設予定のマンションが階数引き下げ |
| 松江市内中原町に建設予定の14階建てマンションについて、同市景観審議会は建物の階数を引き下げるべきであると答申した。これは松江城天守からの宍道湖水面が見えるようにするためで、昨年にも西茶町の14階建てマンションについて同様の答申を出している。松江市はこの答申を受けて、業者に階数を下げるように指導した。 →都市にある城郭では、今後もこうした問題は起こってきます。最近では、小田原城の景観を守るために、マンション建設予定地を小田原市が買い取るということが行われています。今回の指導がどの程度の強制力があるかは分かりませんが、やはり条例などできちんとルール作りをするべきではないでしょうか。 |
| 2005/09/30(Fri)山陽新聞 岡山城(岡山県岡山市):特別展「秀吉と備中高松城水攻め」始まる |
| 岡山城天守閣で、秋季特別展「秀吉と備中高松城水攻め」が10月1日から11月23日まで開催される。展示の目玉は、「高松城水攻之図」や備中高松城主清水宗治が切腹の前日に息子に送った手紙など。 ▼岡山城天守閣については、下記のサイトをご覧ください。 http://www.city.okayama.okayama.jp/keizai/kankou/ujo/ ▼秀吉による備中高松城水攻めについては、下記のサイトが参考となります。 http://www.bitchu.jp/ |
| 2005/09/29(Thu)朝日新聞 伊予松山城(愛媛県松山市):葺き替えの瓦に記名を |
| 国の重要文化財である伊予松山城天守では、来年夏の完成を目指して保存修理工事を行っている。この修理にともなって約7千枚の瓦を葺き替えることとなるが、「天守瓦2万人記名キャンペーン」としてこの瓦への記念記名が10月1日より始まる。葺き替え予定の瓦のうち3千枚が対象で、一枚について8人が記名できる。 →松山城では、7月より小天守が公開されています。 ▼下記のサイトでは、天守からの360度のパノラマが楽しめます。 http://eibun123.cool.ne.jp/pa/f22/matuyamajou01.html |
| 2005/09/29(Thu)朝日新聞 村上水軍屋敷(愛媛県今治市):村上水軍博物館で瓦などの出土品展示 |
| 今治市宮窪町にある村上水軍博物館で、発掘調査で見つかった瓦など数百点が展示されている。出土したのは「コウガヤシキ」と呼ばれている地域で、能島村上水軍の屋敷があったと伝えられている。同博物館では、今回の瓦は村上水軍の屋敷に使われていた可能性が高いとしている。 →村上水軍博物館では、10月1日から11月30日まで秋季特別展「戦国期の海賊衆」が開催されています。10月2日と11月6日には、記念講演会も行われます。 ▼村上水軍については、下記のサイトが参考となります。 http://www1.neweb.ne.jp/wb/maruto/umi/murakami.htm |
| 2005/09/28(Wed)高知新聞 高知城(高知県高知市):三の丸の石垣を400年ぶりに大改修へ |
| 昨年より行われている高知城三の丸の石垣解体工事の本年度事業が、27日から始まった。この石垣は慶長16年(1611)に築造されたとされ、400年ぶりの大改修である。平成19年度までの4年間の予定で、解体修復に加えて発掘調査も行われる。これまでの調査で、山内一豊か長宗我部元親の頃に築かれたと考えられる石垣の一部が出土している。工事区域に立ち入ることはできないが、見学は可能であり、天守に向かう主要観光ルートにも影響はない。 ▼三の丸石垣解体工事の状況は、下記の高知県埋蔵文化財センターのHPでご覧になれます。 http://www1.quolia.com/kochicasle/ ▼高知城ホームページ(高知県) http://www.pref.kochi.jp/~kochijo/ ▼高知城ホームページ(高知市) http://www.city.kochi.kochi.jp/cas/state/1100500.htm |
| 2005/09/28(Wed)東海日日新聞 吉田城(愛知県豊橋市):鉄櫓内部改修完成で一般公開へ |
| 市制施行百周年を迎えた豊橋市は、記念事業のひとつとして築城500年の吉田城鉄櫓の内部改修を行っていたが、このほど完成し30日にオープンセレモニーを行う。鉄櫓は天守の役割を果たした櫓であったが、幕末の嘉永7年(1854)に起きた大地震で倒壊してしまった。戦後まもなくの昭和29年(1954)に鉄筋コンクリートで外観復元されたが、老朽化により内部公開は行っていなかった。今回の改修により、10月中は毎週土日に、また11月と12月は毎週土曜日に一般公開を行う。 →10月8日と9日には築城500年を記念して「吉田城シンポジウム」が、豊橋市美術博物館の主催で豊橋市公会堂で開催されます。また、同美術博物館では10月1日から30日まで、「吉田城と城下町」展を開催する。 |
| 2005/09/26(Mon)中国新聞 河下台場(島根県出雲市):台場跡の全容が明らかに |
| 島根県の河下港臨海道路整備にともなって7月から出雲市文化財課により行われてきた同市河下町の河下台場の測量調査により、その全容が明らかになってきた。十六島湾を望む港の東西二カ所で、二段の石垣と土塁が確認された。松江市誌には規模や形状を記した絵図が載っており、文久三年(1863)の築造といわれる。図面では「土居」「防壇」「平地」の三段構造となっているが、上段の土居は破壊されたというのが同市の見解である。これに対して、地元の「十六島湾台場群を守る会」は「現在の最上段が土居である」と反論している。松江藩は幕末に25カ所の台場を築いたとされるが、現在県内に残っているのは十六島網屋浜台場が部分的に確認されているだけである。 |
| 2005/09/24(Sat)大分合同新聞 中津城(大分県中津市):石垣をイメージしたお菓子を開発 |
| 中津城の石垣の魅力をアピールしようと、町おこしグループ「キャラバン中津」が市内のお菓子屋さんの協力を得て、石垣をイメージしたお菓子「お城の石垣」を作った。中津ではおなじみのおやつ「石垣もち」をベースにしたサツマイモのお菓子で、24日に中津城で開催された「観月会」で発売された。お祭り以降も「お菓子のかねい」(0979-22-0815)で、5個340円で発売する。 →大分には何度か行っているのですが、「石垣もち」は初めて聞きました。いわゆる芋もちの一種で、見た目がちょっと見に石垣に見えなくもないです。岩手県陸前高田市にも同名の「石垣もち」がありますが、全く別物のようです。 |
| 2005/09/24(Sat)読売新聞 金沢城(石川県金沢市):西外惣構跡で発掘調査見学会開催 |
| 金沢市埋蔵文化財センターが2003年から発掘調査を行ってきた西外惣構跡(金沢市武蔵町)で、23日に一般の人を対象に見学会が開催された。西外惣構は金沢城の西側を二重に取り囲むように作られた防御施設で、堀や土塁が残る。 |
| 2005/09/23(Fri)河北新報 楠木城(大阪府千早赤阪村):太平記の記述を裏付ける焼けた壁土を確認 |
| 南北朝期に活躍した楠木正成が築いたとされる楠木城跡で、焼けた壁土などが見つかったと同村教育委員会が23日に発表した。発掘調査が行われるのは1934年に国の史跡に指定されて以来初めてで、一緒に出土した土器などから焼けた壁土は14世紀後半から16世紀のものとみられる。「太平記」には、正成の子正儀が北朝方に攻められた際に自ら城に火を放ったとあり、今回の発見はこれを裏付けるものではないとか考えられている。 |
| 2005/09/22(Thu)北國新聞 金沢城(石川県金沢市):河北門復元を知事が前向きに検討 |
| 22日に開催された石川県議会において、河北門の復元に関する紐野議員の質問に対して谷本知事は「整備効果が高い」と答弁した。河北門は金沢城の実質的な表門で、現存の石川門や復元された橋爪門とともに三御門と言われている。谷本知事はこの復元に優先的に取り組む考えを示したもので、基本図作成などを急ぎたいとした。 |
| 2005/09/17(Sat)朝日新聞 安土城(滋賀県安土町):信長が献上した安土城の屏風絵の捜索のためローマ法王との面会も |
| 織田信長がローマ法王に献上したとされる屏風絵には安土城の姿が描かれており、これが安土城復元の決定打と言われている。この屏風絵は狩野永徳によって描かれた「安土城之図」で、天正遣欧使節団を通じて当時のローマ法王であったグレゴリオ13世に献上されたという。日本やイタリアの文献に登場するものの、現在に至るまでその存在は確認されていない。この屏風絵を探すため、津村町長らは11月にローマを訪れてこの屏風絵の手がかりを探す。ローマ方法ベネディクト16世にも面会して、協力を依頼する。 →安土城と言えば近世城郭の嚆矢とされ、本能寺の変で跡形もなく消失してしまったことはよく知られている。その天守については正確な記録がなく、いろいろな方が復元案を提案している。この屏風絵が見つかれば、安土城論争にも決着がつくといわれている。信長の命を受けた永徳は、天主だけではなく諸将の館や城下町なども含めて正確かつ詳細に描いたと伝わる。正親町天皇からの譲渡要望も断った信長であったが、その後宣教師ヴァリニャーノに贈り、最終的にグレゴリオ13世に献上された。この二曲一双の屏風は地誌廊に展示されたが、その後ゆく不明となり現在に至っている。今から四半世紀前の昭和54年に、当時滋賀県知事であった武村正義氏が近畿サミットで「安土城復元」を提唱し、当時の辻安土町長らがローマを訪れ、バチカンの博物館や美術館を巡ったが手がかりは得られなかった。 |
| 2005/09/17(Sat)朝日新聞 熊本城(熊本県熊本市):刀剣類約30本が出土 |
| 熊本城天守の東にある長局御櫓跡を発掘調査していた熊本市は、刀剣類約30本が出土したと発表した。発見されたのは太刀2本、槍10本や長刀9本などで、西南戦争直前に起きた火災で櫓が焼失した際にこれらの刀剣類も一緒に焼けたと見られる。 |
| 2005/09/16(Fri)愛媛新聞 伊予松山城(愛媛県松山市):三の丸で道路跡発見 |
| 国指定史跡である伊予松山城の三の丸跡を発掘調査していた松山市は、江戸時代の道路跡などが見つかったと発表した。今回は第4次発掘調査で、三の丸があった市営球場跡地を調査した。その結果、東西と南北に伸びる二本の道路の交差箇所や両端の石組み側溝などを発見した。また、江戸末期の「松山城下町嘉永図」に見られる「御厩」と考えられる遺構も、確認された。 |
| 2005/09/14(Wed)中日新聞 山崎山城(滋賀県彦根市):24日に探訪会を開催 |
| 彦根市教育委員会は、今月24日に同市指定文化財の山崎山城の探訪会を行う。定員は50名で、申込みおよび問い合わせは同市教育委員会文化財課まで(TEL.8749−26−5833)。 →山崎山城は数年前に発掘調査された際に、石垣が出土して話題となったものです。その後、彦根市が史跡公園として整備した。この城はこの地域を支配した山崎氏の居城で、織田信長の傘下に入ったことから信長に仕える石工の協力で築いたとされている。今回は「第1回彦根の城探訪会」として開催されるもので、詳細は同市教育委員会のホームページをご覧下さい。 |
| 2005/09/14(Wed)読売新聞 松本城(長野県松本市):解体復元50周年記念式典開催される |
| 今年の10月1日に解体復元50周年を迎える松本城で、記念式典が開かれた。市民で作る太鼓グループ「国宝松本城古城太鼓」の演奏や松本藩の鉄砲術を継承する「松本城鉄砲隊」による火縄銃が放たれるなどの行事が行われた。 下記の記事もあるように、市立博物館では特別展も開催されている。また、10月10日まで各種の行事が予定されている。 |
| 2005/09/13(Tue)京都新聞 開田城(京都府長岡京市):城跡地のマンションにミニチュア設置 |
| 開田城は戦国時代の城館で、この地域の土豪だった中小路氏が築いたとされる。しかしながら、マンション建設によって失われてしまった。城跡に建つマンションに、この開田城の1/200のミニチュア模型が設置された。同市教育委員会や埋蔵文化センターなどの監修によって作られ、同市天神一丁目のマンション「エスリード長岡天神」の一階エントランスに設置されている。15日から、一般にも公開される。 |
| 2005/09/08(Thu)中日新聞 松本城(長野県松本市):10日より解体復元50周年展 |
| 国宝松本城天守の解体復元50周年を記念して、市立博物館で10日から「特別展・未来に伝える私たちの松本城が始まる。50年前の復元の際に寄付金を募った芳名録が、初めて公開される。 →松本城の大手にあたる千歳橋をわたって大名町通りを松本城に向かって進むと、左側にお城の格好をした青翰堂書店という古本屋さんがあるのをご存じでしょうか。これは、昭和25年から30年にかけて行われた解体復元工事の際に、せっかく松本に来たのに天守を見ることが出来ないのは寂しいと、1/20の大きさで作ったとのことです。こちらをご覧下さい。 |
| 2005/09/08(Thu)高知新聞 高知城(高知県高知市):台風14号で本丸の塀に被害 |
| 台風14号によって、高知城本丸の塀と壁に被害が出た。本丸の入り口にあたる黒鉄門近くの天守西北矢狭間塀の漆喰が、1m×2mにわたってはがれた。また、西多聞櫓の外壁も、40cm×30cmの大きさではがれ落ちた。 →先日の台風14号は激しい雨などによって、各地に大きな被害をもたらしました。この台風で文化財に被害がないようにと思っていましたが、高知城の漆喰がはがれるという被害が出てしまいました。今回被害があったのはいずれも国の重要文化財ですので、早急な復旧が望まれるところです。 |
| 2005/09/07(Wed)河北新報 高野城(滋賀県甲賀市):後背地より見張り台発見 |
| 甲賀市にある高野城を調査していた滋賀県教育委員会は、城の後背地に見張り台があったと7日発表した。高野城は地元の豪族によって築かれた山城で、城の後背地から削平地や堀跡が見つかったことから見張り台があったと推測している。織田信長が甲賀に侵攻した永禄年間(1558〜69)に、戦乱に備えて作られたと思われる。 →高野城については7月2日に開催されました現地説明会の資料が、財団法人滋賀県文化財保護協会のホームページで公開されています。 |
| 2005/09/07(Wed)日刊県民福井 越前大野城(福井県大野市):大野城落札の文書見つかる |
| 明治初めに多くの城郭建造物が払い下げられたが、明治5(1872)年に越前大野城の建物が当時の足羽県に落札されたときの文書が見つかった。この文書は「元大野城郭御払下入札人名帳」で、福井大学付属図書館にあった。これによると、本丸建屋(天守のこと)は三十七両十文で落札されており、現存の丸岡城(重要文化財)が三両二分だったのに比べるずいぶんと評価が高かったことが分かる。この文書は、勝山市の勝山城博物館で25日まで開催されている「特別展・勝山と大野の城」で展示されている。 →ご存じとは思いますが、勝山城博物館は本来の勝山城とは関係のない模擬天守です。勝山城の遺構は失われてしまい、わずかに勝山市役所に石碑があるだけです。賛否分かれるところかと思いますが、新しい勝山城は5層の天守でなかなかに見応えがあります。特に田植え前の時期は、田んぼに映る姿はほかでは絶対に見ることの出来ないものです。 ◆田んぼに映る勝山城の姿は、こちらをご覧下さい。 |
| 2005/09/05(Mon)奈良新聞 筒井城(奈良県大和郡山市):順慶まつり行われる |
| 筒井順慶の出身地である奈良県大和郡山市筒井町では、戦国時代の武将である筒井順慶のしのんで順慶まつりが4日行われた。5回目となる今年は、大阪城鉄砲隊の火縄銃の号砲で筒井城を出陣した。 →筒井順慶は本能寺の変の際に「洞ヶ峠」を決め込んだことで評判が悪いが、茶の湯、謡曲や歌道などに優れた文化人だったといわれる。こうした地元の偉人の業績をたたえるために、数年前から「筒井順慶顕彰会」が中心となってこの祭りが行われている。筒井城そのものについては現在堀跡程度の遺構しか残っていませんが、興味のある方は筒井城で検索するとたくさんヒットします。 |
| 2005/09/05(Mon)デーリー東北 三戸城(岩手県三戸町):屋敷跡の発掘調査始まる |
| 三戸町にある三戸城で、同町教育委員会による今年度の発掘調査が始まった。今年度は、南部氏の重臣だった北氏と奥瀬氏の屋敷跡について10月まで実施する。昨年の調査では、綱御門と鍛冶屋御門付近から埋没した石垣や水路状の石組みを発見している。 →三戸城といえば、寛永十年(1633)に盛岡城に居城を移すまで南部宗家の本拠地であった。現在は公園として整備され、山上まで車で上ることが出来る。また、模擬天守が作られているが、中腹には綱御門が復元されている。なお、城下の龍川寺には表門が、法泉寺には搦手門が移築されて現存している。この三戸城では、昨年発掘対象となった鍛冶屋御門付近の石垣が見どころである。三戸城については、三戸町のホームページをご参照下さい。 |
| 2005/09/03(Sat)朝日新聞 熊本城(熊本県熊本市):本丸御殿大広間の棟上げ |
| 熊本城本丸御殿大広間の棟上げが、2日に行われた。本丸御殿大広間は地上三階地下一階の木造建築で、総工費54億円で2007年度末の完成を目指す。 →本丸御殿大広間の復元工事中は囲いなどによって、天守が見えにくくなっています。熊本城訪城を計画している方は、ご注意願います。復元状況は、熊本市のホームページをご覧下さい。また、下記URLでは熊本城をリアルタイムで見ることが出来ます。 http://www.city.kumamoto.kumamoto.jp/castleToday.html ▼熊本城そのものについては、下記をご覧下さい。 http://www.kumamotonet.jp/siro/ http://www.adsccat.co.jp/kumamotojoh/ |
| 2005/09/02(Fri)神戸新聞 姫路城(兵庫県姫路市):「姫路観光文化検定」(仮称)を創設 |
| 姫路商工会議所は、姫路地域の歴史や文化並びに産業について豊かな知識を持つ人を認定する「姫路観光文化検定」(仮称)を創設する。11月に公式テキストを発行し、来年3月頃に第1回の検定試験を行う予定。姫路には世界文化遺産に指定されている国宝姫路城をはじめとして、ラストサムライのロケにも使われた書写山円教寺などがあり、こうした観光資源などを再発見する機会と位置づけた。一部記述式を含めた50〜100問中、7割以上の正解で三級とする。 こうしたご当地検定は昨年創設された「京都・観光文化検定試験」がきっかけで増え、福岡、岡山、長崎や奈良でも実施予定あるいは計画中である。 →お城とは直接関係ありませんが、なかなかにおもしろい制度です。ちょっと調べてみましたら、こうしたご当地検定は東京観光財団と東京商工会議所が一昨年11月に始めた「東京シティガイド検定」が最初のようです。検定公式テキストが発売されているだけではなく、受験対策セミナー(もちろん有料)まであるのにはびっくりです。記事中に紹介されている「京都・観光文化検定試験」以外にすでに実施されているものとしては、福岡商工会議所による「九州観光マスター検定試験」、札幌商工会議所の「札幌シティガイド検定」があり、岡山商工会議所の「岡山文化観光検定試験」も12月に第1回の試験を実施する。 |
| 2005/09/02(Fri)陸奥新報 福島城(青森県五所川原市):中世の中国白磁片が出土 |
| 8月2日の陸奥新報で報じられたように、五所川原市内にある福島城を同市教育委員会は発掘調査を行っている。東側の外郭出入り口付近の調査で、中世の中国白磁片が出土した。1日に行われた発掘調査説明会で、同市教育委員会が報告した。4日には、一般向けの現地説明会が開催される。 今回の発見によって、「出入り口周辺部は、中世に造られた可能性が高くなった」と同市教育委員会文化財保護課は見ている。また、門あとからは木柱も発見されており、年輪年代から年代確定を行う。分析結果が間に合えば、11月に五所川原市で開催される十三湊フォーラムで発表したいとのこと。 |
| 2005/09/01(Thu)熊本日日新聞 熊本城(熊本県熊本市):熊本城市民債、公募総数は過去最高 |
| 熊本城復元整備の目的で熊本市が発行する「蘇る名城くまもと市民債」の三回目の公開抽選が1日行われ、688件が当選した。応募総数は2,869件で、過去最高だった。この市民債は5年満期の一括償還型で、発行総額は4億5千万円。今回の市民債は、2007年末に完成予定の本丸御殿大広間の復元に使用される。 →今回の市民債は平成14年度から発行が認められた「住民参加型ミニ市場公募債」で、特定の事業に対する資金を直接市民の方々から公募するものです。北海道のタンチョウ債や松山市の「坂の上の雲」まちづくり債など各地で発行されていますが、お城の復元を目的としたものはこの熊本市だけのようです。お城というのは地元に人たちに愛されてこそだと思いますので、今後復元を考えている自治体はこの制度を活用して欲しいものです。 →熊本市では今年飯田櫓が完成するなど、積極的に復元を行っています。その詳細については、熊本市のホームページをご覧下さい。 |
| 2005/09/01(Thu)中日新聞 大垣城(岐阜県大垣市):天守を焼失前の姿に |
| 大垣市が大垣城の復元構想を打ち出した(7月29日付中日新聞)ことを受けて、大垣市文化財保護協会は大垣城天守を焼失前の姿に戻すように提言した。大垣城天守は戦前は国宝に指定されていたが、昭和20年の空襲で焼失した。その後昭和34年に鉄筋コンクリートで外観復元されたが、窓の形や配置、屋根の反り具合など4点が異なっていると同協会の矢橋会長は指摘している。 →現在では、江戸時代の天守が残っているのは国宝に指定されている姫路、松本、彦根と犬山の四城に、重要文化財に指定されている弘前、丸岡、備中松山、松江、丸亀、伊予松山、宇和島と高知の八城を加えた十二城だけである。いわゆる、現存十二天守と言われているものである。しかしながら、戦前にはこれ以外に、松前城、名古屋城、大垣城、和歌山城、岡山城、福山城、広島城の各天守が残っていた。これらのうち、松前城を除く天守はすべて太平洋戦争の際の戦災で焼失し、松前城も昭和24年に惜しくも焼失した。また、同じく戦災で焼失した水戸城についても、公式には天守ではなく御三階櫓ですが、天守に加えても良いでしょう。ですので、戦前には何と二十もの城で天守を見ることが出来たわけです。 |